萌ゆる目々

あれこれざっくばらん

昨日と今日のこと

昼過ぎに起きて映画のスタート時間をチェック。

17:20の回なら余裕を持って行けそう。

バナナフィッシュの最新話を見て、家にある野菜を全部ぶち込んだパスタを食べた。


昨日、生きてるだけで、愛。の完成披露試写会に行った。

本谷有希子の原作本が好きだからどちらにせよ劇場で見ようとは思っていたが、菅田くんも出る舞台挨拶が当たったのもあり、意気揚々と丸の内へ。

菅田くんはあいかわらずカッコイイ。

席が遠かったからざっくりとしか見れてないが、ポップコーンを絶えず口に運びながら、菅田くんのことだけを一身に見ていた。

映画が始まる。


原作を読んだのは数年前。

なので内容はふんわりとしか覚えていない。

過眠症で、うつ病で、同棲中の彼氏に当たりまくる寧子。

めちゃくちゃな性格で、普通なら共感できるキャラクターではない。

でも、なんだかすごく途中から寧子は、わたしだ。と思った。

「わたしはみんなに見抜かれている」そういう気持ちの時がわたしにもあった。

人と違うというのはすごく不安だし、怖い。

個性なんかなくなってしまえと思う。

だから、わたしはEXILEが好きそうと言われる度に、今でも少し嬉しい。

大衆に馴染めている自分の証拠。


恋人に対して、ひどく暴力的な気持ちになったり、傷つけたくなったり、でもなんでそんなことをしたくなったのかわからない。

そういう時がわたしにもあった。


名古屋のホテルで、歳上の彼氏が、今のわたしと同じ歳の彼氏が、泣いていた。

めちゃくちゃで訳がわからないと言って。

わたしも訳がわからなかった。


わたしは過眠症ではないけど、ここ数年不眠気味でなかなか寝付けない。

寝付けてもすぐ起きる。

一度起きると眠いけれど眠れない。

だから、休日たくさん眠りたいときなどは、昼過ぎにはもうお酒を飲んで、その力で寝たり起きたりしている。

睡眠って本当に大事で、眠りにくい日が続くと、身体はもちろん精神も擦り減って涙腺がバカになって深夜に大泣きしたりする。

その因果関係はわからないけど、少なくともわたしはそうだ。


映画も終盤に差し掛かると、スクリーンの寧子同様わたしも大泣きしていて、寧子が言った言葉一つ一つに共感していた。

女はそもそも慢性的な情緒不安定を抱えている、と思う。

それにはなんの理由もなく、男性が理解するのなんて無理なんだと思う。

でも一緒にいる以上は向き合ってほしい。

わかってほしい。

これはエゴでしかないけれど、そのエゴがなくなることなんてないんじゃないかと思った。

つなき(寧子の恋人、菅田くん)が最後にもっとお前をわかりたかったと言うところで、過去形なのがあまりにも悲しく、もう終わりだと思った。

映画も終わった。


映画館を出ると、中にはわたしと同じくらい泣いている人がいて、全員と握手したい気持ちになった。

その人たちを見ながらまた泣いた。

監督がお見送りしていたので、すごく良かったと伝えたかったが、恥ずかしくて伝えられなかった。


今日は、ここは退屈迎えに来てを見に行こうと思ったが、気付いたら17:10になっていて、

バルト9には歩いて15分。

映画をどうせ見るなら飲み物とポップコーンが欲しい。

あと直前にトイレにも行きたい。

そう考えると遅れてしまうため、諦めて爪を塗って、読みかけの本を読んだ。

本来、なんの予定もなかったら意地でも行くのだけれど、今日は夜にしゃぶしゃぶがあるので、心に余裕がある。

ホットコーヒーが飲みたい。

ものづくりいろいろ

先日26歳になりました。

ハッピバースデートゥーミー。

 

最近は仕事が割と穏やかで、徹夜続きになることもなく、ゆったりと出社し、よく寝て、終電前に帰る生活を送っている。

ここ2作品ほどは本当にやる気が出ず、心はほとんど無の状態で、プロデューサーに多大なる迷惑をかけた。

仕事、やめたい。とだけ思っていた。

 

そもそも今の仕事につくと決めた時から一生続けられるなんて思っていなかったのだ。

というか、3年続くとすら思っていなかった。

学生の頃から、同じところ、同じ人間関係の中で生活することがひたすらに苦手だったわたしが、同じ会社に居続けられるなんて到底思えなかった。

 

一番短い学生生活の区切りは3年だが、わたしはその3年すら持ったことがない。

どこかしらでだらだらと休んで、なんとか卒業。

そうしてやり過ごしてきた。

 

中学2年の文化祭の日、家のベッドの中にいた。

学校に行けと親に言われる度、キリキリと胃が痛んだ。

嫌だった理由はたくさんあったけれど、どれも大したことじゃなかったと思う。

気づいた時には胃潰瘍寸前だと言われ、学校を2週間ばかり休むことにした。

 

高校生活は全体的に休みがち。

部活の時間以外は図書館にいたり、漫画喫茶にいたり。

気づいた頃には遅刻・欠席の合算が年間100日以上になっていて呼び出された。

担任は泣いていた。

年間の授業日数は210日ほどだったので、半分は行っていなかったことになるから当然と言えば当然だ。

 

アルバイトも通算8個はやったと思うので、それなりに転々としていた。

無断欠勤、バックレも多かった。

 

大学も単位ギリギリだったのは出席の悪さによるものだ。

 

だから、今の会社で勤め始めて3年目というのは奇跡としか言いようがない。

休みもせず、よくここまで続けたなと思う。

嫌になるのに明確な理由なんてない。

朝起きたら、ものすごく気が重くて、ものすごく行きたくなくて、大抵お腹が痛くて、吐き気が止まらなくなる。

それは突然のことで、自分ではコントロールできない。

理由もわかるようなわからないような。

学生の時からそうだったし、1社目のときもそうだ。

そして、ここ半年もそうだった。

 

最近のわたしは、”作る"という行為に辟易していた。

0から1にするということが元来苦手だと気づいていた。

蓋をしていた。

認めたくなかった。

でも、そろそろごまかしがきかなくなってきていた。

何者かになるにはものづくりしかないと思っていた。

特別ななにかになりたかった。

それは今でもそう。

でも、多分わたしは平凡な人間なのだ。

特別なんかじゃないのだ。

それならば、結婚相手をみつけて、誰かの、ただ一人の特別になるのが良いのではないか。

 

スタッフに怒られまくり、それをなんとかしたくて徹夜が続く。

でも、それは当然のものとして処理される。

眠い。ただでさえない集中力が本気で持たない。

だからまた怒られる。苦痛しかなかった。

仕事だから仕方がない。では、納得できないところまで来ていた。

 

母に「やめたい」と電話した。

このままでは身体を壊すか、心が壊れるかのどちらかだと思うと。

そして、それでもいいからやりたいというモチベーションももうないと。

 

母の答えは意外なもので、「やめてもいいけど、仕事以外のところでものづくりを一度すること。純粋に作るということに向き合うこと。それでも楽しさが見い出せなければやめればいい。」と言われた。

ちなみに父は早くやめて、結婚相手を探せと言っていた。

それも意外だった。

 

ということで、映画を作ろうという話になった。

仕事なんか全く関係のないところで、ものをつくる。

なんだか停滞しているけれど、これをやらねば、やりきらねば今後の人生が決まってこない。

 

来月、地獄のような部署に異動が決まった。

なにか、答えがほしい。

 

 

 

 

 

 

深夜というか早朝というか4時である。

先程仕事が終わった。

仕事というか、作品が今日完パケを迎えた。

今回の作品はあっという間だったが、なんだか精神的な負担が大きかった気がする。

単純に理由なき仕事辞めたい期とぶつかってしまい、完成まで走らせるのに必要以上に労力が要った。

終わった。順調にいけば、再来週くらいには陽の目を見ることだろう。


寝ればいいものを風呂にも入らず、最近買った鳥飼茜の漫画みたいな恋したいを、ちょっとだけ読んでいた。

基本的には彼氏との日常の話(というか、彼氏中心の生活の日記)なので、読んでいる間自分の恋愛を振り返ることが多くなった。

今現在恋をしているわけでも、彼氏がいるわけでもないので、過去のことを思い出すしかない。


昔、自分の他人に見せたくないところ、嫌いなところを教えてとわたしにある男の子が聞いてきたことがある。

彼は恋人ではなかったし、そんなに仲良くなかったし、なんでそんなことを聞いたのかは全く分からなかったけれど、その目があまりにも興味に満ちていたので潔く答えることにした。


体にある大きな傷が嫌い。


わたしは手を小さい時に火傷して、小学生の時に皮膚移植をした。

皮膚は自分のお腹から持ってきた。

今、手の傷跡はパッと見ちょっと汚れているみたいに見える。

もともとは皮膚がしわくちゃゴツゴツになってしまっていたので、昔に比べればマシなのだけど、新たに知り合った人だとそんなことは知るよしもないので、手汚れてるよ?とたまに驚かれる。未だに。

多分この跡がなくなることはない。


問題なのはお腹の方で、もう15年以上経つのに20cmくらいの縫い跡がある。

大分薄くはなったのだけど、余裕で目視できる。

これも跡が完璧になくなることなんてないだろうなと思っているし、今やもう気にしていないのだけど、その時のわたしは処女じゃなくなってからそんなに時間が経っていなかったし、まだ10代だった。

この先男性に見られるのが嫌だった。

驚かれるのが嫌だった。説明するのも。

寮生活で大浴場だったのも嫌だった。

とにかく見られたくなかった。


そんな話をした。

すると、彼はお腹見せてよと言ってきた。

傷は大きかったのでお腹からスタートしてはいるものの、終着地点はほぼ股間。

なんか色々まずいので見せられないと返した。

ていうか、なんで見せたくないものをわざわざ見せなきゃいけないんだと思った。


デカイ傷はカッコいいからさ。

普通に生活してて大きくて残る傷なんかなかなかできないよ。

他の人にないもの持ってるってカッコイイでしょ。

しかもなんか戦った感も出るし。


そのあとわたしの傷の5分の1もないくらいの腕の傷を見せてくれて、こんなんしかないダサいと言って笑っていた。


そこからわたしは堰を切ったように洗いざらい自分の嫌いなところを白状した。

多分、他のところも全部肯定して欲しかったんだと思う。

そして望み通り全部肯定するような言葉を投げかけてもらった。


あぁ、好きだなあと思った。


別の男の子もそうなのだが、全力の肯定に、無邪気な肯定にわたしは弱い。

それで人を好きになることがよくある。

最近人を好きになっていないのは、全力の肯定に出くわしてないからだとも考えられる。

肯定されるだけの材料が今のわたしにないのだ。


今週25歳最後の週。

よりにもよって今年の誕生日は休日。

どうしようもない憂鬱はここからきているのかもしれない。

明日も仕事。がんばれないや。


天才と呼ばれた若者たちの末路

絶賛炎上中のぼくのりりっくのぼうよみを見ていて、

これ数年経って自分で見返したら死にたくなるんだろうなあ…って思った。

 

ぼくのりりっくのぼうよみ、通称ぼくりりは現在20歳。

高校在学中にメジャーデビューしたラッパー。

最近ニュースZEROで「ぼくのりりっくのぼうよみを、天才を辞める」と引退発表した。

 

実際出てきたときは、どこもかしこも天才天才と記事出しまくってたイメージ。

例に漏れずわたしも、1st アルバムの「hollow world」は2015年最も聴いたアルバムといっていいほどヘビロテしていた。

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彼はアーティスト活動だけでなく、文學界伊藤計劃トリビュートへのエッセイ寄稿や、Web上で展開するメディア「Noah's Ark」を立ち上げるためにクラウドファンディングで資金を集め、"10人のやってる人たち”への対談を敢行するなど、活動は多岐に渡った。

noahs-ark.click

 

天才と言われた所以はそんなところにもあったんじゃないだろうか。

慶応大生だし、やってることにしてもインタビューの文面にしても、かしこいんだろうな〜っていう。

なんか色々考えてやってる感。

 

前にもどっかで書いた気がするけど、ライブハウスでライブやってCD売り続けてるバンドマン見てるとセンスないなあって思うんですよ。

もうそんなんで発掘してもらうのなんか、宝くじ当てるより難しいよ。

結局今売れてるやつって、セルフプロデュースがうまかったやつでしかない。

米津玄師を見たまへ。あいみょんを見たまへ。

 

因みに私はこんだけ音楽漬けの日々を送っているけれど、CDプレイヤーは愚か、自宅PCも手放したのでCD買ってもCD聞かないです。

手元に置いておくだけ。曲は別途データでってパターンが多い。

(例えば、菅田くんのアルバム買ったけど、歌詞カードだけ見て曲はApplemusicで聴いてます)

音楽に比較的興味のない一般層なんかまさにそのパターンでしょ。

Spotifyでしか音楽聴いてないでしょ。

 

ちょっとズレたけど、ぼくりりはCDの遺影を抱えたアートワークを始め、

セルフプロデュース力にすごく長けた新時代のアーティストだったことは間違いないと思う。

引退理由は、結局天才という周りからの評価に押しつぶされてしまったってことなんだろうけど、もう10代でデビューする若者に天才というコピーをつけて売り出すのやめません?

 

最近だと崎山蒼志くんがそうですね。

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中学三年生(今は高校生)でオリジナル曲300曲の怪物。

聞けばわかるけど彼の世界観は既に完成しているし、年齢も考えると天才って言いたくなるのわかるんだけど。

天才を背負わせるのやめようよ。

 

因みに10代デビューの天才はもう一人いる。

DAOKOちゃんです。

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若干16歳にしてデビューしたダウナー系女性ラッパー。

彼女も出てきた当初は天才天才言われてたイメージ。

それに加えて、顔を隠してのデビューだったし、明らかに可愛いのが口元だけでもわかるから、その点でもちやほやされていた。

高校卒業くらいのタイミングって女の子が一番可愛いタイミングだし、自己顕示欲MAX期でもあるから、そこから顔出しでの活動をスタートさせました。

で、今これ。

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ラップ、どこいった?

原型が一つもない。

いや、元々の音楽スタイルを貫け!ってことは全然言いたくないんだ。

音楽作ってるのは人だし、人は変わるし。

でも、この今まで評価されてきたポイントを全て無にしていく感じ、どーよ?

間違いなく今のDAOKOは天才とはかけ離れている。

かけ離れてしまった。


これからどうなるかわからないアーティストを、天才と評することで一旦は売れるのかもしれない。

そのコピーに惹かれる人間も一定数いるのかもしれない。

でも、それによってファンを、アーティストを、苦しめることもある。と思う。


全然違うかもしれないけど、何年に何人の美少女みたいなコピーも同じ。

あのコピーによって!数年経って劣化だとか言われてしまう。


ずーっと変わりなく良いクオリティのものを輩出し続けて初めて天才だ。

出てきてすぐの人たちが冠するにはあまりにも重い称号だと思う。

もう、若い人達に、デビューしたての若い才能に、天才と称して消費するのやめませんか?

 

音楽のカテゴライズの話

最近毎日ノート買わなきゃ〜とか手帳買わなきゃ〜とか思っている。

毎日があっという間過ぎて、全部忘れちゃうよ。忘れちゃうのはもったいないよ。

毎日思ってるってことは、日々の出来事だけじゃなくてノート買うことすら忘れているってことだ。

 

ひさしぶりにはてブ開いたら、テレキャスターストライプが2016年だって。

2年前だって。

流石に今年ではないけど、去年くらいの話だと思っていた。

そりゃ年取るわけだ。

でもこういうの書いてると思い出せていいね。

というわけで、備忘録的に書いてみようと思います。

 

昨日、久しぶりに一人で飲みに行ったら(今わたしジリ貧なの。滅多に一人で飲みに行けないの。)、

音楽で射精しそうになった瞬間の話をしていた。

おじさんも、若者もみんなで。

知らない人同士で。

 

一人は、今年のサマソニでノエルギャラガー(OASIS)が、Don’t Look Back in Angerをやった後、それだけでも痺れているのにAll You Need Is Loveをやって、イきそうになったって言ってた。

想像するだけでもヤバイ。

タイトルでピンと来ない人もいないと思うから説明すると、Don’t Look Back in Angerはオアシスの言わずと知れた代表曲。

音楽に明るくない人も絶対一度は聴いたことあるはず。

映画BECKのエンディングテーマだよ。

 

All You Need Is Loveはビートルズのこれまた言わずと知れた大名曲。

らーぶらーぶらーぶから始まる、アレ。

で、ノエルが歌ったのがコレ。

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なんか、平和ってこういうことをいうんだな〜って思いました。

忘れたくないな〜って思いました。

 

話変わって、先々週くらいにBAYCAMPに行きました。

夏フェスは大学時代に行ったアラバキ以来です。

前日朝まで飲んでいたせいもあり遅れて行くはめに。

バカみたいな量のハイボールを飲んだから、起きれなかったんだ。

DENIMS見れず。無念。朝まで起きてられなかった。無念。とかいろいろあったけど、

今のロックシーンから完全に取り残されているな!わたし!と思った。

結構知らないバンドが多い。

ていうか、海辺のロックフェスなのにYogeeとかネバヤンとか、最近だと(最近じゃないのか?)Tempalayとかあの手のゆるーい音楽を奏でているバンドがいないのに驚いた。

ネバヤン不在なのにBAYCAMPのグッズTシャツはネバヤンのYASHINOKI HOUSEのジャケみたいなデザインのあったけど。

一時期Yogeeとネバヤンの模倣としか思えないバンドが大量に出てきて、今はこういうのが流行っているのか〜と思っていたのに、もうその時期は過ぎていたらしい。

確かに、あのジャンルで思い出せるバンドはこの二大バンドだけで、他は一つも思い出せない。

 

シティーポップ、シティーポップとここ数年言われているが、Awesome city club的シティーポップとcero、yogee、ネバヤンのシティーポップは全く違うと思う。

もういまや、売れっ子バンドになってしまったsuchmosとかは大きくくくると前者。

Awesomeとかめっちゃポップに寄ってるのに対して、suchmosが中間。

そこにNulbarichも同じジャンルです!ドーン!っていうの無理ない?大丈夫?

Nulbarichのファンに「Nulbarichみたいなバンドが好きだから他おすすめ教えて〜」って言われた時、わたしだったらAwesomeは勧めないよ。(ちなみにわたしは両バンドとも好きだよ)

あまりにも遠すぎる。

 

おしゃれサウンドは全部シティーポップ。それでいいのか。いいのね。

 

わたしはシティーポップ大氾濫期の渦に飲まれたきり、まったく流行を更新することなく今に至っている。

なに流行ってるの今。

 

で、話戻るとBAYCAMP

わたしは完全にドミコ 目当てだったわけですが、わたしが男であるならば音楽で射精しそうになってたと思う。

めちゃくちゃ良かったです。ドミコ 。

ライブアレンジがすこぶる良かった。なんなんだ。

かっこよすぎるぞ。

ライブアレンジが最高だったのに加えて、立ち居振る舞いが最高だったんだよ。

 

MCがほぼなかった。

ありがとう〜〜〜〜BAYCAMP〜〜〜〜みたいなのとか、

盛り上がってるか〜〜〜〜〜〜みたいなのとか、

このステージに立てて幸せ〜〜〜〜とか、

踊れ踊れ踊れ〜〜〜〜〜みたいなのとか、

一切なし。

わかる、わかるぞ。

そういうコールアンドレスポンスというか、MCが盛り上がるのは。

でも、それ全バンドやってるの。

全バンドやってるけど、ちゃんと毎回客もイエーーーーーイとか言う。

もちろんわたしも言うんだけど、そういうの一切なく、ひたすらに演奏し続けてる感じがなんかかっこよかったんだ。

 

終わった後、さかしたひかるのインタビューを読み漁ったんだけど、どうやらドミコ はサイケというジャンルに入るらしい。

ちなみにTempalayもサイケデリックでカテゴライズされている。

え?確かに一緒にライブやってるイメージあるけど、そうなの?同じジャンルじゃなくない?と思った。

 

一個カテゴライズして、その派生も同じくカテゴライズして、そのグループ全体というかジャンル全体を数珠つなぎ的に聴いてねってことなのかしら。今の音楽シーンは。

いや、昔からポスト◯◯的な売り方はしてたんだけどさ、ちょっともう遠すぎるんだよな。

枠が広過ぎ。

 

残響系のくくりとシティーポップのくくり、全然広さが違うっしょ。

と思う。

だからなんだって言うんだって話だけど、音楽シーンから取り残されているのはこれが原因のうちの一つなんじゃないかなって思いました。

こちらからは以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年ベストミュージック 前編

編集室からこんにちは。

どうも、わたしです。

 

めっきり寒くなり、ばっちり冬です。

あっという間にクリスマスが来て、今年も終わっていくのですね。

というわけで、昨年はtwitterにて行ったベストミュージックランキング、

今年はブログにて行います。

 

今回は2016年リリースのものだけでなく、今年わたしがたくさん聴いたものという括りで紹介していきます。

今年は全体的にシティポップがキてたね。

いくぞー!

 

1枚目:テレキャスター・ストライプ/ポルカドットスティングレイ(配信限定)

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今年ダントツで聴いた一曲。

見れば見るほど雫嬢が可愛く見えてくるPV。

椎名林檎嬢を彷彿とさせる部分が沢山あるので、椎名林檎大好きな方は絶対聴くべきです。

 

最近骨抜きE.P.が発売されましたが、まだこちら聴けてません…

多忙!!買いに行く暇がねえ!!

だけども、買った暁には間違いなくヘビロテすると思う。

確信に近いレベルで思うのは、single「極彩」も新曲「人魚」もめちゃくちゃに聴いていたから。

絶対に来るぞ!!!!と一時期twitterで呟きまくってましたが、その後発表された新曲「人魚」のPVはまさかのDir加藤マニ。

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加藤マニといえば、一体どんだけ働くんですかってレベルでPV量産している、売れっ子ばっかり手がけているPV監督(それこそキュウソネコカミとか)。

確実に売れる軌道に乗っているポルカドットスティングレイ。

必聴です。

 

2枚目:夜にダンス/フレンズ(配信限定)

加藤マニ繋がりでこちら。

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長島(the telephones)、おかもとえみ(Vo / 科楽特奏隊、ex. THEラブ人間)、ひろせひろせ(Vo, Key / nicoten)、三浦太郎(G, Cho / ex. HOLIDAYS OF SEVENTEEN)、SEKIGUCHI LOUIE(Dr / ex. The Mirraz)からなる5人組で、「神泉系」をテーマに掲げて活動中。【ナタリーより引用】

 

つまりは豪華メンバーってことです。

 

 

おかもとえみの透き通った歌声とゆるゆるラップが気持ち良い。

そしてアートワークがツボ。可愛い。

おかもとえみ、小保方晴子に見える時があるのはわたしだけでしょうか。

 

3枚目:Awesome City tracks3/Awesome City Club

シティポップつながりでこちら。

Awesomeは他のアルバムも含めて聴きまくっていました。

パンクに傾倒していた頃はオシャレなロックなんかクソ食らえと思ってたわたしですが、いいよいいよ。

オシャレいいじゃん。キャッチー最高じゃん。

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GAPとコラボしちゃったりね。

昔はバカにしてたテラスハウスも、Netflixきっかけで今更見るようになっちゃって、Awesomeがバカみたいに流れるの。

どんだけVampire流れるんだよって、もうイントロだけでキター!ってなっちゃうくらい。

気づいたら、アルバムごと聴きこむようになっていました。

 

4枚目:THE BAY/Suchmos

テラスハウスで洗脳活動行ってたつながりでこちら。

あ、今年出たMINT CONDITIONの方じゃないんだ。とお思いのみなさん。

いや、bay-fmがパワープレイしてたのどっちかというとこっちなのよ!

わたしの勤務している会社では常にbay-fmが流れているのだけど、もう本当バカみたいに流れるSuchmos。

気づいたらCMソングまでやってたSuchmos。

実はわたしは高校生の時に、横浜の高校生音楽フェス、YHMFのスタッフをやっていたのですが、そのときSuchmosのVo.YONCEが組んでいたOLD JOEが出演していて、はぁ〜モテそうなバンドやっとりますなぁ〜と思っていたらいまやこの人気っぷり。

驚く。

もうどうせ、みんな知ってるでしょ。みんな聴いてるでしょ。

url貼らないから。

 

5枚目:SUPERFINE/冨田ラボ

YONCEつながりでこちら。

これ、先行リリース盤を聴いていて(発売は11月30日)、実際全曲聴いたわけではないんですが、今配信されている分だけでも最高です。

SuchmosのYONCE、水曜日のカンパネラのコムアイ、ceroの高城昌平、never young beachの安部勇磨、坂本真綾藤原さくらなどなど今をときめくボーカリストが大集合したアルバム。

冨田ラボ特有のリズム感、語感の良い詩。

何回でも聴けちゃう。

今回ドキッときたのは坂本真綾が歌う「荒川小景」という曲の歌詞。

 

”土手に座り込んで缶ビールいただきます

一度だけのことで恋人の顔はしないよ

本当はどうしたい?

約束なんて野暮ね

でも、わたし

 

青い空と深い緑

些細な優しさに小さく戸惑う

わたしとあなたってどういうの?

緩やかに流れていく

ゴールの歓声に小さく驚く

向こうの岸に渡ってみたなら”

 

すごく好きだなあと思った。

一度致した男性がいたとして恋人面するのも、関係性を明確にしようとするのも、基本的には男性側から面倒がられるので、やめた方がいい。

それをよく理解している女性。

でも、普段の彼の優しさに触れて、もしかしたらって期待して、期待の先にあったのが”ゴールの歓声”だったんだけど、この後渡った向こうの岸に他の誰かがいたっていうオチで終わっていて、ゴールの歓声もきっと全部妄想の範疇だった。

 

切ない〜。

でも、世の女子は一度致した殿方との関係性をこちらから明確にしようとするのはやめよう!

というか付き合う前に致すのはやめよう!

経験上地獄が待っているぞ〜!お姉さんとの約束!

 

6枚目:ORB/Rei

1stアルバムは長岡亮介プロデュース。

激ウマギターのRei。とりあえずPVみてください。

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本人弾いてたらめっちゃかっこいいなと思ったら本人弾いているんですよ、これ。

力のある歌声とかっちょいーギターとゆるーいダンス。

最高でしょ。

このアルバムだと同じくらい、Oo-Long-Chaという曲が好きなんですが、こちらはベースがベボベの関根さん。

因みに在日ファンクが入っている曲もあったりして、聞き応えばっちりです◎

 

今絶対良盤だ!!と思ってるけど、買いに行けてないCDがあってそれのこと書きたいので、後半に続きます!

心して待ってね。あでぃおす!

 

 

 

 

 

DAOKOワンマン”青色主義”いってきた。

編集室からこんばんは。

わたしです。

 

編集室軟禁生活が終わり、別の編集室軟禁生活が始まりました。

その合間にDAOKOちゃんのワンマン行ってきましたよ!

最高でした。というわけで、DAOKO推し記事書きます。

 

 

DAOKOって誰?

という人のために、ざっくり説明すると

・現在19歳の女子ラッパー

・高1のときにインディーズレーベルから出した楽曲が話題になり、m-floなどの大物アーティストとのコラボレーションを経験。

中島哲也監督の『乾き。』に起用されたり、庵野秀明率いるスタジオカラーによる短編映像シリーズ『日本アニメ(ーター)見本市』の楽曲に抜擢されたりしている。

bay-fmでsuchmosと張るくらい流れている

そんな女の子です。

 

ラップ?苦手〜という人にこそ聞いてもらいたい。

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なぜなら、ラップらしいラップ、YO!みたいなの一切ない。

韻は踏んだり踏まなかったり。聴きやすいから。

 

これが正に『乾き。』の挿入歌に起用された楽曲なのだけど、まずPVの世界観が素晴らしくないですか。

そしてライブに行くと、プロジェクションマッピングを用いたこの映像の演出そのままの舞台にがっつり引き込まれる。

もちろんPVになっていない楽曲も同じように演出が施されていて、その一つ一つがDAOKOの歌声とマッチして最高。

 

DAOKOの最大の特徴はこのアンニュイな雰囲気と、女の子特有のダウナー系リリック。

同じような女の子特有のダウナー系リリック×ウィスパーボイスだと、泉まくらとかもいるけど(わたしは泉まくらも大好き)、1stアルバムの『DAOKO』では、そこに思春期特有のモヤモヤみたいなものも合わさって、10代だからこそ歌えるところを歌っている。

泉まくらはもう少しお姉さんだよね。

 

"雨降りの渋谷 傘を覆われて
カラフルに彩る 水たまりがなんだか
ちょっぴり 僕には眩しい 今欲しいものは
109から出てきたギャルに舌打ちされたって
めげないメンタリティ"

BOY/DAOKO

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わたしはこの曲がDAOKOの中でも特に好きなのだけど、10代のときってわたしにとっても渋谷は異常にキラキラしていた。

エネルギーが漲っていて、自分も若いのに”若さ”というかある種の痛々しさみたいなものが詰まっている街だと思っていた(結果、都内なら渋谷より中野にいることの方が多かった気がする)。

 

 

 

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『さみしいかみさま』は吉崎響とコラボした『日本アニメ(ーター)見本市』に出した作品を再構成したPVなのだけど、これがいちいちエロい。

少女の衣装、自慰行為、目のなんとも言えないトロッとした感じなど、あからさまなエロはもちろんのこと、少女が乗っている船は明らかに女性器モチーフだし、女の子のリビドーにフォーカスが当てられているのってパンク以外で珍しい。

 

 

そしてこれが新曲。

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もうほぼダウナーな雰囲気ゼロ。

そう、最近超絶ポップなアーティストに様変わりしているのである。

”ちょっと見てよそ見しちゃ死刑ね その穴 カタチは私
もう特急 停止して 溶け合って うまらないけど重なりあって”

ちょっとだけって最後まで 寂しいから抱き寄せたマネ
ほっとってく このままホテルで 肌重なりあって”

ただ、確実に(いろんな意味で)一皮剥けている。

 

因みにPVは、女の子を可愛く撮る天才、

椎名林檎の旦那、児玉裕一

 

クールな見た目とは裏腹に、ライブで話しているところは完全に可愛い10代の女の子。

MC慣れてないんだなあみたいな。

sympathyのライブ見た時と同じ微笑ましさがあった。

メジャーに行ってしまったら、すぐさま売れ専路線か!?と責めたくなるところだけど、普通にBANG!は良曲。

 

そして、

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これだ。

HALのCMでも起用されていたこの曲、BANG!と同じシングルに入っているのだけど、きちんとラッパーしてる。きちんとダウナー系。

 

今思えば、1stアルバム『DAOKO』にもポップチューンはあったな。

(『きみ』とか)

これからどの路線でいくかわからないけれど、元のDAOKOの持ち味は保っていてほしいなと思うし、歌詞は着実に10代〜大人へと進化していっているので、そこも楽しみ。

 

ラップ案外いいじゃん、でもゴリゴリのはまだちょっと…という人で、20代のお姉さんラップを先に聴きたいぜという人は、泉まくらもベタにチェックしてもらえれば。

 

では!