昨日と今日のこと
昼過ぎに起きて映画のスタート時間をチェック。
17:20の回なら余裕を持って行けそう。
バナナフィッシュの最新話を見て、家にある野菜を全部ぶち込んだパスタを食べた。
昨日、生きてるだけで、愛。の完成披露試写会に行った。
本谷有希子の原作本が好きだからどちらにせよ劇場で見ようとは思っていたが、菅田くんも出る舞台挨拶が当たったのもあり、意気揚々と丸の内へ。
菅田くんはあいかわらずカッコイイ。
席が遠かったからざっくりとしか見れてないが、ポップコーンを絶えず口に運びながら、菅田くんのことだけを一身に見ていた。
映画が始まる。
原作を読んだのは数年前。
なので内容はふんわりとしか覚えていない。
過眠症で、うつ病で、同棲中の彼氏に当たりまくる寧子。
めちゃくちゃな性格で、普通なら共感できるキャラクターではない。
でも、なんだかすごく途中から寧子は、わたしだ。と思った。
「わたしはみんなに見抜かれている」そういう気持ちの時がわたしにもあった。
人と違うというのはすごく不安だし、怖い。
個性なんかなくなってしまえと思う。
だから、わたしはEXILEが好きそうと言われる度に、今でも少し嬉しい。
大衆に馴染めている自分の証拠。
恋人に対して、ひどく暴力的な気持ちになったり、傷つけたくなったり、でもなんでそんなことをしたくなったのかわからない。
そういう時がわたしにもあった。
名古屋のホテルで、歳上の彼氏が、今のわたしと同じ歳の彼氏が、泣いていた。
めちゃくちゃで訳がわからないと言って。
わたしも訳がわからなかった。
わたしは過眠症ではないけど、ここ数年不眠気味でなかなか寝付けない。
寝付けてもすぐ起きる。
一度起きると眠いけれど眠れない。
だから、休日たくさん眠りたいときなどは、昼過ぎにはもうお酒を飲んで、その力で寝たり起きたりしている。
睡眠って本当に大事で、眠りにくい日が続くと、身体はもちろん精神も擦り減って涙腺がバカになって深夜に大泣きしたりする。
その因果関係はわからないけど、少なくともわたしはそうだ。
映画も終盤に差し掛かると、スクリーンの寧子同様わたしも大泣きしていて、寧子が言った言葉一つ一つに共感していた。
女はそもそも慢性的な情緒不安定を抱えている、と思う。
それにはなんの理由もなく、男性が理解するのなんて無理なんだと思う。
でも一緒にいる以上は向き合ってほしい。
わかってほしい。
これはエゴでしかないけれど、そのエゴがなくなることなんてないんじゃないかと思った。
つなき(寧子の恋人、菅田くん)が最後にもっとお前をわかりたかったと言うところで、過去形なのがあまりにも悲しく、もう終わりだと思った。
映画も終わった。
映画館を出ると、中にはわたしと同じくらい泣いている人がいて、全員と握手したい気持ちになった。
その人たちを見ながらまた泣いた。
監督がお見送りしていたので、すごく良かったと伝えたかったが、恥ずかしくて伝えられなかった。
今日は、ここは退屈迎えに来てを見に行こうと思ったが、気付いたら17:10になっていて、
バルト9には歩いて15分。
映画をどうせ見るなら飲み物とポップコーンが欲しい。
あと直前にトイレにも行きたい。
そう考えると遅れてしまうため、諦めて爪を塗って、読みかけの本を読んだ。
本来、なんの予定もなかったら意地でも行くのだけれど、今日は夜にしゃぶしゃぶがあるので、心に余裕がある。
ホットコーヒーが飲みたい。